回顧

 走行中、道端で、のびてしまったネコを見て、4年前の日記を思い出した。
 以下、回顧。

 今朝方の話。
 作業の帰りが遅くなり、夕飯なのか朝飯なのかわからないが、とにかくコンビニへ買い物に行った。
 買い物を終え、駐車中のトラックに戻ってみると、10メートルぐらい後方の道路の真ん中にネコがくたばって横たわっていた。自分が通過したときはいなかったから、直前に災難を受けたのだろう。ネコから見れば、仮に軽乗用車だって怪物みたいな大きさだ。接触すればひとたまりもない。息たえだえ、昇天寸前だったろう。
 いつもは威勢良く仕事をしている自分だと思っているが、恥ずかしながら、この瞬間は躊躇してしまった。助けてやることは出来なくても、せいぜい道路の端に運んでやることぐらいはしてやらなくてはいけないのに、手を出せなかった。血が苦手なのは否定しない。それと、目の前での別れがつらかった。正直、まずい場面に出くわしたと思った。周りにも、おれと同じような気持ちなのだろうか、この場面を見ている人がいる。
 その時、コンビニの隣のカラオケボックスに行こうとしていた、若い男女3~4人のグループの一人がネコの元に走り寄り、すっと抱いて歩道脇へ運んだ。あっという間のことだったので、ただ、ぼーっと見ているだけだった。
 これが本当の人道だろう。はたから見れば、この兄ちゃん、チェックの派手なジャケットとパンツ、同じ柄のハンティング帽、どう見ても若い女の子と遊びまわるような格好をしている。彼には悪いが、とても周囲に気を利かせるタイプには見えないのだが、違った。おれの見立て違いだ。人間、見た目ではないことを忘れていた。

 手を出せなかった自分が情けなく、今は、ただ反省している。こういう車社会になってしまっては、わざとでなければ、誰が引っ掛けたのかを追及しても始まらない。たまにはこういう場面に遭遇する時もあるのだろうが、命のはかなさ、ありがたさを昇天していくものに教わり、今を大事にしていかなくてはいけないのだと思い知らされる。

 昨日は工場近くでネコが道路を横切るのを2回見ていた。3回目に見たこのネコは残念ながら道路を渡れなかった。「ネコに気をつけて・・・」とは言っていなかっただろうが、最近、車の運転が非常に多くなった自分に「運転気をつけろよ」と、誰かが言ってくれたように思う。

 おれの一番好きな動物がネコであることは、記しておく。

 何も出来なかった代わりにならないが、せめてこの日記で供養をしたい。 

 合掌

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