「交差点」の後に

 「交差点」の一件が終わった夜、実はパチンコをしに行った。

 するべきことを終えた安堵感はあったが、威勢は悪い。静かに夜を過ごすのも大事だが、気落ちしたまま月曜の仕事を迎えるのもどうか・・・ パチンコに負けたら気落ちはどん底だが、それでも出かける気になった。

 夜7時を過ぎてから店に入った。どの台をやったって出やしないのは目に見えている・・・ 変な安心感を持って、「大夏祭り」のシマに入った。20台ほど並んでいるが、客は一人しかいない。1台目は通り過ぎ、2台目と3台目の間で・・・2台目を振り返るような恰好で、ふと足を止めた。

 気のせいと言われればそこまでであって、否定する理由はない。だが、私には聞こえた、「ねこさま~、ちょっとやってみなよ」という、どことなく笑顔から発せられたような声に誘われて、何の気なしに2台目の客となった。

 誰かが30回ほど回した形跡はあった。

 3000円、4000円・・・と売り上げに貢献し、「今日もいつも通りか・・・」と思った矢先、事態は動いた。

 「なんだ?スーパーリーチなんかいらないじゃないか。時間の無駄だから、当たりの前触れは、今回のように簡単に済ましてくれ」ってな感じで引き当てた偶数の大当たりは、再抽選で確変に昇進。それからは、やって来る当たりがすべて確変になってしまう。画面上は、打ち上げ花火というよりは、ダイナマイトの爆発とでも言える騒ぎの連続で、終わってみると16連チャンとなった。出るパチンコ屋では、この程度は当たり前かもしれないが、客が少ない田舎のパチンコ屋では、仮にこういう設定の台が隠れていたとしても、客が座らないで閉店時間を迎えることがしばしばあると思う。ましてや、自分がその台に座ることなど、皆無に等しい。

 玉を換金して財布の中身を勘定すると、何の因果か、今回の件でいろいろな出費をしたものが、すべてチャラになっている。不思議なくらい、計算が成り立っている。

 今日はちょっとなら玉が出るような気が、しなくもなかった。まさしく「偽善」だが、それでも、ちょっとだけ・・・の期待はしていた。しかし、ここまでの出玉と、勘定の一致は偶然なのか・・・ 不思議な気分だ。

 声の主は・・・ 考えすぎだろう。でも、財布は元に戻してもらった。束の間、楽しませてもらった・・・。明日から頑張れよ・・・ の、エールだったのだろうか、今も考えてしまうことがある。


※ 以前アップした「偽善」、「交差点」と関連のある日記になりました。そちらも読んでいただけたら光栄です。

「偽善」   http://blog.neko-sama.jp/200705/article_1.html
「交差点」 http://blog.neko-sama.jp/200809/article_1.html




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック