意図

 地震の起きた2時46分に黙祷をささげましょう・・・との報道が繰り返し流された。忘れないように・・・と、肝に銘じてから、パチンコをしに行った。

 台に5000円札を入れ、500円分の玉を購入。打ち始めた直後、立て続けに玉が3個、スタート穴に入った。「付き合いが良い玉か・・・?」などと考えているうちに、いきなり魚群が泳いで行く(「海」をやってました)。「そんなにうまく行くわけないじゃん・・・」と、 冷めた目で見ていたら、案の定、当たり図柄が通り過ぎていく。「外れる予感だけは今日も良さそうだ」と思った瞬間、当たり図柄が戻ってきた。自分も周りの客も驚いた。

 確変ではなかったが、もう一度当たりを引き、ドル箱山盛りになった。その後はいつも通りで、玉が減りだす。箱半分になった時に、深い考えもなく隣の「131」番台へ移った。その台でも玉の回収に貢献し、箱の底が見えてきた。

 時計が2時35分を指している。駐車場に停めた車に戻り、追悼式典の中継を見る。そして2時46分。こちらもそれなりに大変な状況に見舞われたが、被災地に比べれば、まだまだマシだった1年前を思い出す。自分なりの気持ちを込めて、黙とうを捧げた。

 天皇陛下と野田総理の追悼の言葉を聞いてから、再び店内に戻った。

 いつもと同じ日曜を過ごせる自分は幸せなんだよな・・・ パチンコで負けることなんて、どうってことないじゃないか・・・ そう考えながら、数少ない残り玉を打っていた。ノーマルリーチがかかる・・・ サメの絵柄を目で追っていると、スーッと止まり当たりを引いた。その後、今度は確変の当たりが来た。「黙とうしたから当たったわけではあるまい。」そんなことはあり得ないが、当たりが続く。

 何気なく台番を見上げる。「131か。両側の(1)が手で、(3)を拝んでいるようにも見えるなぁ・・・。あれっ・・・? 3月11日??」

 そんな仕掛けができるのか、パチンコ店にそういう意図があったのかは全くわからない。 自分が勝手に思い込んでるだけかも知れない。でも、そう思ったからには行動を起こさないと自分も気が済まない。

 11回目の当たりが終わり、台が落ち着いたところで遊戯を止めた。景品交換所の募金箱はすでに撤収されていたので、帰宅後、援助団体へ些少ながら募金をした。

 目の前で起こったことは「事実」だが、「そうなった訳」は、その原因となるものを直接目で見るとか、有識者がわかるように説明をしてくれない限り、なかなか信じられない。玉が出た理由は・・・パチンコ店が玉を出す準備をした以外に何もないと考えるのが妥当だが、どうだろうか。パチンコ店なりの追悼の意図が込められていたのなら、私の行動は間違っていなかったと思うが・・・。出来れば、そう信じたい。

 

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