What's your dream?

 何回も見ているお気に入りの映画なのに、このセリフにドキッとした。今までは、漠然と聞き流していたんだろう。

 毎日の生活に追われ、型通りのことをするのが精いっぱいで、夢どころじゃない。「来年の100万より目先の1000円」が日常だ。以前は冗談で、「南の島で美女をはべらせて・・・」なんて言っていたが、今となっては南の島に行く交通費を捻出するのも考えてしまう。

 幼少の頃、私の夢は「バスの運転手」だった。自宅に車が無かったので、どこへ行くのもバスを利用していた。遠くへ連れて行ってくれることにあこがれたのだと思う。小学生になったころからは、さらに遠くへ行ける鉄道が好きになり、国鉄で仕事をしたらどんな感じなのかな…なんて思ったりもした。
 中学、高校の時は、将来の夢を抱いてなかったような気がする。大して勉強をしていないのに、進学のことだけは頭の片隅にあった。がむしゃらとは行かないまでも、そこそこ勉強を続けていれば、夢を見つけその実現へ向けての道筋もつけられたのだろうが、結局、それも出来なかった。自分の中の、ひとつのターニングポイントだったのだろう。

 今、「What's your dream?」と聞かれると、言葉に詰まってしまう。先輩面をし、生意気に説教じみたことをすることが多いのに、全く恥ずかしい限りだ。

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